#高尾山
東京で最も馴染みのある山といえば高尾山。ケーブルカーやリフトを使えば1時間ほどで山頂まで登れ、本格的な装備がなくても気軽に楽しめます。夏は絶景を見ながらのビアガーデンも大人気!参道の茶屋で甘味や蕎麦などのグルメを楽しんだり、山の中腹にはさる園もあったりと、子供から大人まで楽しめるハイキングスポットです。
そんなレジャー要素満点の山ですが、実は1200年以上前に開山された神聖なる信仰の山。
僕自身20年ぶりに登ったのですが、無心に登山していた子供の頃とはまるで印象が違うことにびっくりしました。東京都心から1時間、絶景とパワースポットとグルメを同時に味わうことが出来る高尾山を今回はご紹介します!
ケーブルカーとリフト
気軽なハイキングにおすすめなのは、行きは山の中腹まで日本一勾配のあるケーブルカーを利用しゆっくりと高尾山の自然を楽しみ、帰りはリフトで横浜まで見える眺望を楽しみながら降りる、登山初心者にも安心のコース。
ちなみにリフトにはバーが設置されていないので少しドキドキ…迫力満点です(笑)
登山道と山頂
山道はそこまで急な坂道や足場の悪い道はありません。緑豊かな登山道が続きますので、のんびりと自然を感じながら歩いて下さい。空気が澄んでいる時には山頂から富士山を望むことが出来るので、初日の出スポットとしても人気です。
ちなみに初日の出とは、日本人が元旦の日の出とともに1年の幸せを祈る縁起物です。
蕎麦と、お団子
高尾山といえば、やはり「蕎麦」は欠かせません。ケーブルカーを登った所にある「十一丁目茶屋」のテラス席からは、横浜の高層ビルや湘南は勿論、遠く房総半島の山々を眺めながら名物の「とろろ蕎麦」を食べることができます。
また高尾山の登山道には昔から道中に茶屋が多いので、小腹が空いたら名物の1つの「お団子」を頬張りながら歩くことも出来ます。
高尾山さる園・野草園
高尾山の中腹には「高尾山さる園・野草園」があり、約90頭の個性あふれる日本猿が暮らしています。クスッと笑ってしまうような、真剣ながらもユーモア溢れる姿を間近で観察すれば登山で疲れた体も吹き飛ぶはず!
また併設する野草園では、約300種類の高山植物や絶滅の危機にある希少種も観察することが出来るので、高尾山の自然をもっと感じたいならぜひ訪れてみて下さい。
高尾山薬王院
今回登山する中で一番印象深かったのが、山の中腹に位置する寺院「薬王院」でした。
数々の仏像や、様々なご利益を授かれるオブジェがあり日本を体験するには絶好の場所!
また高尾山は山岳信仰に由来する修験道の山であり、今でも修行に励む僧侶がたくさんいるそうで、滝に打たれて修行する「滝行」の体験や、精進料理を食べることも出来ます。(要予約)
登山中にも山中に響く法螺貝の音を聞くたびに、この山が観光や登山だけでなく、信仰の山であることを思い起こさせてくれます。
登山の締めには麓の駅にある温泉に入って汗を流して帰るのもおすすめ。
訪れた人に合わせて楽しみが変わる高尾山。自分にぴったりのコースで登山を楽しんでみてください。